docomoのサブブランドであるahamoがキャンペーンをしています。乗り換えると10,000円分のdポイントがもらえるとのこと。以前ahamoからLINEMOに乗り換える記事を書きました。LINEMOには全く不満はないのですが、逆に残る理由もないのが事実…このキャンペーンをやっているうちにと乗り換えてみました。私が使っているiPhone13はデュアルeSIMに対応しているので今回はeSIMで乗り換えてみましたのでその様子を書いていきたいと思います。
ahamoとLINEMOの違い
今回もこの違いを整理しておきたいと思います。
ahamo | LINEMO | |
月額料金(税込) | 2,970円 | 2,728円 |
データ量 | 20GB | 20GB |
超過後通信速度 | 1Mbps | 1Mbps |
eSIM | 対応 | 対応 |
無料通話 | 5分無料 (超過後22円/30秒) | なし(22円/30秒) |
通話オプション | 5分無料:標準搭載 通話し放題:1,100円 | 5分無料:550円 ※13ヶ月無料キャンペーン中 通話し放題:1,650円 ※13ヶ月間550円OFFキャンペーン中 |
契約・解約手数料 | 0円 | 0円 |
キャリアメール | 使えない | 使えない |
LINEMOはLINE関係の通信量がノーカウントになる、ahamoはdカードを持っていると通信量が増えるなど細かい違いはあれど、ほぼ同じスペックと考えて申し分ないと思います。ahamoの長所である通話に関してはハルトはデュアルSIMに通話料無料の楽天モバイルを入れているので、値段の安いLINEMOの方が親和性が高いのですが、10,000ポイントの魔力には勝てません。
乗り換えの注意点
乗り換えは月末に行う
乗換えを月のどこで行うかは非常に重要で、これは遅ければ遅い方がベターです。
これはどの会社でも同じだと思いますが、新規契約月の利用料は日割りされますが、解約月の料金は解約日がいつであっても月額料金の満額となります。数字をわかりやすくひと月30日で3,000円の契約だとすると、乗換え月の利用料金は下記の通りとなってしまいます。うっかり月初に行なって丸々2回線分を支払うことのないようにしましょう。
乗り換え日 | 解約回線利用料金 | 新規契約回線利用料金 | 合計 |
1日 | 3,000円 | 3,000円 | 6,000円 |
10日 | 3,000円 | 2,100円 | 5,100円 |
20日 | 3,000円 | 1,100円 | 4,100円 |
30日 | 3,000円 | 100円 | 3,100円 |
物理SIMの場合は郵送の時間も考慮に入れる
〜ベストは20日過ぎ?〜
eSIMであれば即日発行可能(ahamoのHPには1時間で契約可能と記載があり)ですが、物理SIMの場合は郵送の時間も考慮にいれなければいけません。旧回線の解約のタイミングは新回線が開通した瞬間となります。月末に契約をして月内に到着せず、開通が月初になったら悲惨です。なお、LINEMOには8日目に強制開通のルールがありますが、ahamoに関してはなさそうです。ただし、MNP予約番号の期限内に開通する必要はあるため、翌月末まで待つのは不可能です。
ちなみにハルトが2021年7月にahamoを契約した際は発送までに3日間のラグがありましたので、それ以上の余裕を持つ必要があるかと思います。
なお、ハルトは今回eSIMにて契約をしたため3月の最終の最後の休みに実施しました。本当は3月31日の仕事の昼休みとかにチャレンジしてもよかったのですが、得られる利益に対するリスクが大きすぎるので…
乗り換え手続き
キャンペーンエントリー
dポイントをもらうためにはエントリーが必要です。エントリーをせずに申し込むとdポイントがもらえませんので注意が必要です。
- こちらのエントリーページの「今すぐエントリー」をクリック
- 名前・携帯電話番号・メールアドレスを入力して「入力項目のご確認」をクリック
- 入力内容を確認して「エントリー」をクリック
- 確認メールがきてエントリー完了!!
LINEMOでMNP予約番号を取得番号を取得
LINEMOの「乗り換え・解約をご検討中のお客様へ」というページから取得が可能です。
上記の画像のように「はい、利用します。(乗り換え)」→乗り換え先をチェックしするとソフトバンクの宣伝や乗り換える際の注意点が流れてくるのでそれをガンガンスクロールして、「手続きを始める」まで辿り着いたらクリックしてください。
昔は電話でしか解約の手続きができなくて、宣伝とか注意事項を全部口頭で伝えられたから、時間がかかって仕方なかったですよね(いい時代になりました)。
その後は、
- SoftBank IDを使ってログイン
- 希望の手続の選択:「MNP予約番号の発行」にチェックして次へ
- 重要事項説明(移転先で手数料かかるかもしれませんよ):次へ
- MNP予約に関する注意事項(解約タイミングは新規契約のタイミング・MNP予約番号は15日の有効期限があるよ):次へ
- アンケート:適当に回答して次へ
- 申込内容の確認:間違いなければ申込
で完了です。5分もあれば終わると思います。MNP予約番号がメールで送られてくるので、しっかり大切に保管しておきましょう。
ahamoの申し込み
必要なもの
- 本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード)
※住所の記載が申込住所と同じである必要があります - 支払いに必要なもの(クレジットカードor銀行口座番号がわかるもの)
※クレジットカードは3Dセキュアに対応したものが必要 - メールアドレス
※docomo以外のものも含めキャリアメールは不可 - dアカウント(IDとパスワード)
※持っていなければ事前に作成するか、申込と同時に作成することになります - Wi-Fi環境 ※重要※
※eSIMの設定にはネット回線が必要ですが、開通してからeSIMの設定が終わるまでの間携帯電話回線が使えなくなります。つまり他の方法でネット回線を利用してeSIMの設定をする必要があります。ハルトは楽天モバイルの物理SIMをeSIMに変更する際、電車の中で申し込みをしてしまい、詰んだ経験があります。
今回は運転免許証・クレジットカード決済・dアカウントを持っている設定でやっていきます。
申し込み手続
ahamoの公式ページの右上「申し込み」をクリックすると申し込みを始められます。本人確認にスマホを使うため、PCで申し込むよりは最初からスマホで申し込みをした方がいいかもしれません。ハルトは全てスマホで申し込みをしましたが、不便は感じませんでした。
- 「docomoをからの乗り換えなのか」、「機種変更(同時に端末購入をするのか)」「物理SIMにするのか」で選択肢が変わってきます。今回ハルトはLINEMOからの乗り換えでeSIMで契約するため、」「eSIMのみを購入」をチェックして「次へ」進みます。
- 「他社からの乗り換え」なのか「新規契約」なのかをチェックして「次へ」進みます。今回は乗り換えの方がポイントが高いのでもちろん乗り換えですね。
- eSIMを利用するに当たって、ということで利用機種がeSIM対応かVoLTE設定がONになっているか、また必要なもの(前項参照)が揃っているかの確認です。ハルトはiPhone13なのでもちろん対応機種なのですが、必ず対象機種であるかどうかは確認しましょう。VoLTEの設定はONになっていない状況の方が珍しいと思うので気にする必要はないかと思います。あまりにも古いスマホを使っている方は一応確認しておいてもいいとは思いますが…
- SIMロック解除が完了しているか、MNP予約番号の取得が済んでいるか確認されます。どちらも完了していれば「準備OK」をクリックしましょう。
- かけ放題オプションの確認です。該当する方をチェック、支払いシミュレーションを確認して「次へ」進みましょう。
- dアカウントを持っているかの確認です。持っている場合はチェックして「次へ」進み、次のページでdアカウントについての注意事項が表示されますので、それを読んで「注意事項に同意して次へ」で進みます。
※このあとdアカウトのPWを入力してログインするのですが、ログイン後なぜか申し込みが最初からになってしまいました。同様に進んでいったらdアカウントを持っているかの画面が、dアカウントの確認に変わっていたので、申し込みをしようとしているアカウントであることを確認して「次へ」進みます。 - ここから本格的な申込みです。「MNP予約番号」と「有効期限」、「引き継ぐ電話番号」を入力して「次へ」進みます。
- 本人確認書類の選択をします。
- ahamoでは本人確認をスマホで確認した本人確認書類と顔の画像送信により行います。eKYCというらしいです。「次へ」進むと別ウインドで処理を行うため、「このサイトではポップアップウインドウが開きます」を「許可」しましょう。すると別サイトで運転免許証の写真を撮ったり、自分の顔の写真をあらゆる角度で撮らされたりします。全て終わったら、このウインドウを閉じて、申し込みをしていたウインドウに戻りましょう。画面が変わっているはずなので、「次へ」進みます。
- 氏名・生年月日・住所・電話番号などの情報を入れていきます。ここでの住所は、本人確認にしようしたものと同じである必要があります。また利用するスマホのEIDという32桁の番号を求められます。[設定アプリ]>[一般]>[情報]のページの少し下にいったところにある32桁の数字を軽く長押しして、コピーしてペーストしましょう。
次にネットワーク暗証番号の設定の必要があります。4桁の数字を設定し、絶対に忘れないようにしましょう。
最後に契約書類の確認方法をどうするか(オンラインでいいでしょう)と使用者が契約者本人かどうかにチェックを入れ「次へ」進みます。 - 再度月々の支払い額を確認して、支払い方法を設定します。クレジットカードを用意し、「クレジットカード番号」、「有効期限」、「名義人(アルファベット)」、「セキュリティコード」を入力して「次へ」進むとカード会社との通信が始まり(ポップアップは許可しましょう)、問題なければ次の画面に進みます。
- ここからは各種規約や注意事項がひたすら出てきて、問題なければ同意して「次へ」進むことになります。必要事項はしっかり確認して「次へ」進みましょう。
- 最後に申し込み内容の最終確認をして、問題がなければ「注文を確定する」をクリックして注文は確定です。画面が更新されるのに少し時間がかかるので、いじらず待ちましょう。また、次のページに開通に必要な受付番号が記載されています。メールでも届くのですが万一のことに備え、スクリーンショットの撮影と「受付番号をコピーする」をおして、テキストメモにペーストして残しておくと良いかと思います。
ハルトはこの手続きに約15分くらいかかりました。ただ、昔は〇〇ショップに行って、順番待ち&書類書いては待たせれてみたいな感じで、それ以上の時間がかかりましたからね…本当にいい時代になりました(2回目)。
開通
利用開始まで4時間
上記の手続きが終わって「お申し込み受付の連絡」メールが届いたのが12時前、「eSIM利用開始手続きのご案内」のメールが届いたのが16時前ということで、約4時間後に届きました。よく調べていなくて、早ければ数分、遅くても数十分で届くものと勘違いしていましたので、少し時間がかかったなという印象でした。記憶違いかもしれませんが、iPadで運用しているIIJmioのeSIM契約はすぐにって感じでした。通話プランがあるのとデータ専用プランの違いもあるのでしょうか。
開通は簡単
※重要※
必ずWi-Fiなど乗り換え前の携帯回線以外のネットワーク環境がある状況で行う必要があります。ahamoを開通した瞬間に乗り換え前回線は使えなくなりますが、開通しただけではahamoの回線を利用できません。
- Appleストアからahamoアプリをダウンロード
- アプリを開いて[利用開始手続きが済んでいない方]の下の「配送状況・開通へ」をクリック
- 「受付番号(注文後のページに記載があった番号)」と「購入時に入力した連絡先電話番号」および「ネットワーク暗証番号(申し込み時に設定したもの)」を入力して「ログイン」します。
- 「回線切り替えへ」をタップし、次のページで手続き完了メールを受けとるメールアドレスを入力したら、「回線切り替えを行う」をタップします。この瞬間に乗り換え前の回線が解約となり使用できなくなります。
- eSIMの設定は[設定アプリ]>[モバイル通信]から行います。まずは旧回線がオンになっていたらオフに設定します。[(旧回線の名称)]をタップし、「この回線をオンにする」のチェックを外せばOKです。これは物理SIMからeSIMに変えるからしなけらばいけない操作かもしれません。また、eSIM設定の前に物理SIMを抜いてしまえばよかったなと今更ながら思ったりもします。
- ahamoのeSIM開通手順のページにQRコードがあるので、設定するスマホ以外にPCやタブレットなどデバイスがある場合は、このQRコードを表示します。ない場合はQRコードの下の「アドレスをコピーする」をタップしてアドレスをコピーします。
- 再び[設定アプリ]>[モバイル通信]から「モバイル通信プランを追加する」をタップ、QRコードを表示できるデバイスがある場合はそれを読み込み、ない場合は下部にある「詳細情報を手動で入力」をタップし、「SM-DP+アドレス」の欄に先ほどコピーしたものをペーストして「次へ」をクリックすれば設定完了です。なお、ハルトは楽天モバイルとのデュアルSIM運用のため、どちらを主回線とするかなどもう少し細かい設定がありました。
開通作業自体は5〜10分くらいで完了したかと思います。
まとめ
今回は10,000ポイント欲しさにahamoに乗り換えた話をしました。
- 20GBのネット専用プランはLINEMOとahamoでほとんど料金が変わらない
- 解約手数料・新規契約手数料は不要
- 乗り換え自体は待ち時間を除けば20〜30分で終了する
- eSIMであれば午前中に申し込んで、午後には開通というスケジュールが可能
と言った感じで、ポイント目的で乗り換えることは手間などを考えても十分高コスパが出せると思います。楽天モバイルの参入、ahamoの誕生によって通信事業者の状況は日々変わります。このような状況だからこそ、日々情報収集を怠らずお得を享受すべきだろと思います。また、お得な乗り換え先があれば、どんどん試していきたいなと思います。