雑記

共働き夫婦の家計管理

うちは結婚してもうすぐ10年になります。男の平均結婚年齢は30歳を超えているようで(国立社会保障・人口問題研究所「第15回出生動向基本調査」/2015年より)、24歳で結婚した私は周りの中では結構結婚が早い方でした。なので結婚や同棲をする友人や同僚からは『ハルトさんのお家はお小遣い制ですか?』とよく聞かれたものです。やはり夫婦でお金を管理するときに困る人は多いようです…
私はその問いに関して『お小遣い制ではなくて税金制だよ』と答えます。するとみんな顔がサンドイッチマン富澤(注:ちょっと何いってるかわからないですの意)になるわけです。今回は我が家の夫婦の財布の分け方について、解説していきたいと思います。

お小遣い制とは

お小遣い制とは夫婦の給料が夫婦の財布に全て入り、食費や家賃・光熱費・娯楽費など全てがその財布から支出され、夫や妻のお小遣いも一種の支出と考える考え方なのかと思います。
うちの前の店長がこんな家庭でしたね…自分名義の口座に給料が入るものの、その口座のお金の出し入れができるのは奥さんのみ…月3万の現金が渡され、そのお金で私(当時の会社の給与体系では私と給料は変わらないはずなのに)にご飯を奢ってくれていたことが思い出されます。クレジットカードで買い物するだけでも奥さんの承認が必要なようで非常にやりくりに苦労されていたのが思い出されます。
メリットとしては夫婦で収支をしっかり管理できることでしょうか。とは言え、家計を管理している方が優位になる傾向があり、しかもどちらかというと稼ぎが少ない方(パートや専業主婦の奥さん)に主導権があるという謎ルールの家庭が多いように感じるのは私だけでしょうか。

我が家が採用する税金制とは

お小遣い制が稼いだお金全てが夫婦のお金になるのに対して、我が家では稼いだお金は自分のものという前提があります。だからといって自分が稼いだお金は全て自分の好き勝手に使ってしまっては家族を維持することはできません。家賃・食費・光熱費・子供に対する出費・共同財産(車や家具など)の管理は必要です。家族を維持するこれらの出費に関して予算をつけ、必要金額をまるで税金のように徴収し、残ったお金に関しては自分のお金として自由に使えるという考え方です。残ったお金がお小遣いじゃんって考え方はできなくはないですが…あくまでもお互いに稼いだお金を夫婦のお金として合算しないことがポイントです。

制度維持のために心がけていること

・将来のお金も税金として徴収する
残ったお金全て自分のお金だとして自由に使っても大丈夫なように予算を組むようにしています。普段の生活費必要な金額に加えて、将来の子供の教育資金・老後資金などを上乗せして徴収して、残ったお金を仮に使い切っても大丈夫なように予算を組むようしています。

・お互いの支出に関して文句を言わない
もちろん例外がないわけではないですが、税金徴収後のお金(つまり自分のお金)の使い方に関してはお互いに文句を言わないようにしています。趣味に使おうが、高級化粧品に使おうが、ご褒美に1万円以上するランチに使おうが、新しいサブスクサービスに登録しようが全てが自由です。

・家計の出費に関しては毎月話し合う
個々の出費に関しては必ず話し合うようにしています。まあ最近は予算と支出のバランスが安定しているので5分もかかりませんが…例えば子供に習い事させるから月に○万円出費が増える、そのときに今の予算のままいけるのか、それとも税金額を増やすのか、増やすのであればお互いそれが可能か…などはしっかり話すようにしています。逆に集金を増やしたくなければ家計の無駄を削ろうとします。本当の税金は政治家が好き勝手使いますが、家計の出費の増加=集金額増加=自分のお金の減少となるのでここは結構シビアにやっています。

具体的な管理方法

具体的な管理方法に関しては何回かに分けてやっていきますが…大枠は

・大体の予算を決めてお互いの負担額を設定する
食費・家賃・光熱費・子供の教育費・日用品費・娯楽費・将来への貯金に臨時出費用にいくらか入れて予算を設定します。また我が家は職種的に大体収入比率が6:4なのでそれに応じてお互いの負担額を設定します。

・月初に夫婦共用口座に入金
お互いの税金金額が決定したら、それを月初に夫婦共用口座に入金します。ちなみに振り込み手数料の無料回数が多く、また用途別口座を設定できる住信SBIネット銀行がおすすめです。これに関しても後日解説できればと思います。

・日々の出費はまずお互いの財布から立替、レシートは現金と一緒
会社の経理と一緒ですね。例えばスーパーで家の食材を買い物した場合、レシートを持ってくれば後日返金される仕組みです。我が家ではマネーフォワードMeを使って管理をしています。マネーフォワードに関してはレシートを読み取るだけで簡単に記録をしてくれるのでとてもおすすめです。これに関しても後日解説します。日々精算をしていると大変なので、月末に一括して精算をしています。

いかがでしょうか?
色々試行錯誤しましたが、今はこの形がとてもスッキリしています。結婚してから10年間家計管理をしており、老後資金も教育資金も順調に溜まっています。今回はさわりだけでしたが我が家の家系管理ついてお伝えしました。次回以降は具体的に使用しているツールなども解説できればと思います。