住宅ローン金利引下げ大作戦

住宅ローン金利引き下げ大作戦!!その1〜他銀行分析〜

ハルトは24歳で結婚して翌年25歳で某メガバンクで35年ローンを組んで中古マンションを購入しました。その時に借りた金利は親世代からするとびっくり仰天するような低金利なのだそうですが、最近そんな私でもびっくりするくらいの低金利になっています。そうだ、借換えをしよう!
と思ったのですが、
そもそも私がお世話になっている銀行の新規のローン金利いまの金利の半分やんけ(怒)
なんだよ、新規に優しく古株に厳しいとか大手携帯キャリアかよ!
ということで、せめて新規の金利まではいかなくてもいくらかは下げてくれないかなと交渉してみることにしました!正直人見知りで人に強くいうことが苦手なハルト…結果やいかに…

前提条件

ローン残高2,000万円返済残年数25年と仮定して試算します。
ボーナス払いはなしです。
※ハルトの残高や残年数とは関係ありませんが数字としてわかりやすくしております

事前準備1〜他銀行の条件の確認〜

『○○銀行さ〜ん!金利下げてく〜ださい!お願いします〜💕』
で金利を下げてくれるほど世の中甘くありません。まずは交渉のために下準備が必要です。そのためにはまず相場を知る必要があります。住宅ローン比較サイトで検索した結果、この3つの銀行が候補に上がりました。基準としては①金利が安いところ②ネットで手続きが完了するもの③金利の適用に余計な条件がつかないところ(給与振込口座に指定くらいは許す)④できれば自分が口座をもっているところ…といったところでしょうか。
②の条件は必須で金利が低いところを選定すると以下のようになりました。

※全て2022年1月時点のもの

銀行名auじぶん銀行住信SBIネット銀行PayPay銀行
適用金利0.389%
(※au優遇金利優遇割
適用時0.289%
0.41%
(三井住友信託銀行の
所定のお取引で0.38%)
0.38%
団信無料分・一般団信
(持病などがあって
一般団信を引き受けて
もらえない場合は+0.3%)
・がん50%保障団信
(全疾病保障付)

・全疾病保障団信
・一般団信
(持病などがあって
一般団信を引き受けて
もらえない場合は+0.3%)
がん50%保障団信
0.1%上乗せ・がん100%団信
0.2%上乗せ・がん100%保障団信
0.3%上乗せ・11疾病保障団信
(生活習慣病団信)
11疾病保障団信
来店不要不要不要
事務手数料借入金額の2.2%借入金額の2.2%借入金額の2.2%
振込・ATM
利用手数料等
じぶんプラスゴールドに
ランクアップ
振込手数料月10回無料
ATM利用手数料月10回無料
スマプロランク
ランク3にランクアップ
振込手数料月10回無料
ATM利用手数料月10回無料
なし
全てに共通している点

1)一般団信はすべて無料でついてくる
もし自分が不慮の事故や病気で死んだりそれに近い状態になった際に、ローンの返済が免除されるやつですね。これは銀行のリスクヘッジにもなっているのか、銀行がその保険料を持ってくれるのが普通のような気がします。ただし、一般団信にも審査があり、健康上の問題がある場合は加入ができないか、金利が引き上がることで加入できるようになるようです。ハルトはLDLコレステロールがいつもギリギリなくらいで基本健康体なので大丈夫だと思っています。

2)来店不要
このコロナのご時世で外に行くのはやはり抵抗があります、というか単純に銀行に行くのが面倒です。ネット銀行は融資実行まで来店不要で対応してくれます。銀行の応接室みたいなところって悪くはないんですけど、なんか気疲れしちゃうんですよね…

(3)事務手数料
携帯大手3キャリアか!っていうくらい3社横並びですね…ここはどこも変わらないのだろうと思っています。
ちなみに2,000万円だと44万円ですね。

個々の特徴

(1)auじぶん銀行
・条件を満たせば金利最安
ざっくりいうとauユーザーだと0.07%、au電気ユーザーだと0.03%の金利優遇でMAX0.289%まで下がるとのこと。残念ながらハルトのマンションは電力をマンションで一括購入しており、電力会社を変えることができないので0.319%が限界の様子。

・無料で全疾病保障付きがん50%団信付帯
一部のがんは除かれるものの、がんになるとローン残高の半分を免除してくれる団信が無料でつきます。というか最近は全ての病気や怪我で180日以上の入院をした場合ローンが全て免除されるという保障がついたようで、がんよりこっちの方がメインなのではないかという感じです。これがプレスリリースされた当時、『無料団信の中では一番補償が手厚い』と自画自賛してた通りのものとなっております。

・じぶんプラスゴールドにランクアップで手数料もお得
住宅ローン残高があると、じぶん銀行の会員ランクであるじぶんプラスがゴールドにランクアップします。これでATM手数料・他銀行宛の振込手数料が共に10回無料となるためかなり使い勝手が良くなります。
またじぶん銀行はローソンATMやセブン銀行ATMであればスマホで現金を引出せるスマホATMという機能を搭載しており、財布からキャッシュカードを抜くことができるというメリットもありおすすめです。

(2)住信SBIネット銀行
・三井住友銀行のサービス利用で金利が下がる
①三井住友銀行の投資信託自動購入プラン申込で0.03%②同信託銀行投資信託口座またはNISA口座申し込みで0.01%③同信託銀行新型定期預金『グッドセレクト(固定型)』5年残高30万円以上で0.01%、④同銀行ダイナースクラブカード(年会費24,200円)申し込みで0.01%引き下げというもの…①〜④の組み合わせでMAX0.03%まで下がり、そうするとPayPay銀行と同じ0.38%まで下げることができます。ただ…①や②に関してはハルト家の家訓で『銀行で投資信託を買うな』というものがあるので(理由は今度説明します)あり得ない。③は商品内容を精査する必要があるが、定期預金に30万寝かせるのはう〜ん…④は0.01%さげるためのコスト(年会費)が高すぎるため論外なので、実質どれも使えないと思った方がいいと思います。

・無料付帯の団信は全疾病補償型
住信SBIネット銀行の特徴ってこれのイメージでした、無料団信の補償の厚さです。一見auじぶん銀行と同じなのかなと思ったのですが内容が違うようです。大まかなところで言うと、auじぶん銀行は180日の入院でローン全額が免除されるのに対し、指定の8疾病に関しては12ヶ月の就労不能状態(8疾病以外は12ヶ月の入院)でローン全額が免除されるようで、見方によってはこちらのほうが補償が厚いと言えるかもしれません。ただしがん50%補償は付帯していないので注意が必要です。

・スマプロランク3にランクアップで手数料もお得
住宅ローン残高があると、住信SBIネット銀行の会員ランクであるスマプロランクがランク3にランクアップします。これでATM手数料・他銀行宛の振込手数料が共に10回無料となるためかなり使い勝手が良くなります。
また住信SBIネット銀行はローソンATMやセブン銀行ATMであればスマホで現金を引出せるスマホATMという機能を搭載しており、財布からキャッシュカードを抜くことができるというメリットもありおすすめです。

(3)PayPay銀行
・条件なし金利が最安値
グループ会社のサービスを利用すると○%金利引き下げ、のような条件なしで比較すると金利が最安値です。金利だけで選ぶのであればここが1番の候補になるかと思います。

・無料の団信は少し弱め
無料で付帯できる団信はがん50%保障のみ…他の2銀行と違いその他疾病による入院や就業不能状態に対する補償は皆無なのでこれをどう考えるかになってきます。ただ、私が今借りている銀行はがん50%保障すらついていないのでこれでもランクアップなのですがね…

・手数料無料回数が増える等の優待はなし→資金移動効率に難ありか…
PayPay銀行には他行にあるようなランクの制度がないため、ローンを借りたことによる銀行サービスの優待がありません。ハルトは複数の証券会社や銀行間での資金移動を頻繁に行うため、他行振込回数というのは実は非常に大きい要素となってきます。SBI証券や楽天証券等に即時入金を行うか、同一名義の三井住友銀行への振り込みであれば手数料無料で行えるので、うまく使えば大丈夫そうですが…自身の口座運用戦略はしっかり考えた上で選択する必要はあると思います。

結論

・住宅ローン金利はかなり安くなっている(10年前の半分)
・auユーザーなら最安値はauじぶん銀行
・充実した保障の団信が欲しければauじぶん銀行or住信SBIネット銀行
・単純に金利だけで考えたらPayPay銀行
・auじぶん銀行と住信SBIネット銀行でローン借りると手数料の優待がある

こんなところかと思います。長くなったので次回はこのような条件からどの銀行を選んだのか、実際仮審査をしてみてどうだったのかなどを書いていければと思います。